ISBN:409185687X コミック 高橋 しん 小学館 2001/12 ¥680








もしも一つだけ願いがかなうなら

がんC@「もう二つ願いがかなうようにしてください」★です。



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最近涙腺が弱くて困ります。
授業中に隣の奴から《最終兵器彼女》を借りて、こっそり読んでたんですが
ポロポロを通り越してダラダラと涙が吹き出してきてしまいまして
挙句に嗚咽まで垂れ流す始末です。
明らかに不審者です。本当に有難うございました。


何をもって悪となすのか、何をもって正義となすのか。
みんなただ生きたいだけじゃないか。
生きるために犯した罪じゃないか。
それなのにこんな終わり方はなんだ。
あんまりにも酷すぎるじゃないか。
この世の中に絶対的なものなんて無いんだろ。
ただ一つ、俺がちせを愛していることを除いて。



とか、人様よりもいささか高い感受性のためにこういう作品でえらく感動できる俺なんですが、一転蓋を開けてみれば全く反対のことにも感銘を覚えていたりするわけですよ。もっとこうダーキーな、生きるために罪を犯すパターンではなく、自らの自由意志で生を放棄するパターンにです。

 

もう駄目だ、死んでしまう。殺されてしまう。太宰治じゃないがぼんやりとした不安に殺されてしまう。もう駄目だ、助けてくれ。何もすることがないんだ。やらなきゃならないことが沢山あるんだ。何もできないんだ。何もしないんだ。何も無いんだ。でもまだ沢山あってそれを失いたくないんだ。大丈夫、大丈夫って何が大丈夫なんだ。俺はどうしたいんだ。こんなんじゃ、こんな人生なら、

      死にたくないから生きているだけじゃないか。



的な現代人の贅沢な感情ですがね。いや、むしろ病に侵されていると解釈してもいいかもしれません。

人間の作り出す感情をいくら客観視しても、結局は自分自身の選択肢が増えるわけではありません。そもそも真の意味で自由意志など存在しないのですから。でも、だからといって他人の心境を理解せずにいきていくのは横暴です。自分の気持ちを伝えないのは卑怯です。

そしてここにも理由が無ければ何もできない男が一人。

コメント

nophoto
フォリ
2006年1月24日12:26

(--)理由なんてさ、作ったらいいんだよ。

探したいこととか ほんとは無かった
適当な理由で 旅にでました

伊豆あたりへ/GOING UNDER GROUND

簡単に言ってくれるぜこいつら、
だって言うのは簡単だから。
でもさ、
何も考えずに嘯く人間にはなりたくないよな。

くすくす笑ってやる!
くすくす笑ってやるぞ!!
絶対☆

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