ISBN:4253053270 コミック 板垣 恵介 秋田書店 1995/07 ¥410
残された猶予はあと数日
がんC@緊急密着レポート最前線24時★です。
会長から言われていた戦闘描写の練習でもしようかしら。俺は今後含めて一切戦闘物を書く気はないけどね。でも今の俺には文章能力の底上げが必要だということが分かったから、練習くらいはしましょうかと。
―――チンッ――チンッ――チンッ―
アキが剣を横に振ればジンは剣を縦に振り、アキが剣を縦に振ればジンは剣を横に振る。交錯する切っ先は火花を散らしながら文字(もんじ)をえがく。
―――ガキン!!
先に勝負に出たのはジンの方だ。アキが喉笛に向けてはなった剣筋を強く打ち返すと、右足で大きくアキの懐にもぐりこむ。隙を突いて一瞬で勝負を決める、ジンが幼少時から繰り返し鍛錬した暗殺術は芸術の境地まで到達していた。
(このまま切り上げればあのアキを殺すことができる。)
勝負を決したのはジンのその僅かな逡巡だった。アキは柔らかく構えを解いてジンの顔面に強烈なハイキックを浴びせる。その動き、まさにテコンドーの真髄。ひるんだジンに、続いて一撃二撃とかかとを振り下ろす。
アキが狙ったのは……ジンの右肘!!たまらずジンは剣を落とす。刃物を要とする暗殺術師にとってそれ致命的なミスだった。そして繰り出される最後の一太刀。
素手では斬撃を受け止めることができない。
刹那に二人の視線がCROSSする。それは殺意であり敵意であり、友情である。
唯、アキがジンと違っていたのは「友の命を絶つことになんの躊躇いも持たない」事一点のみ。
最期の瞬間。友に殺されるならば本望と、ジンはらしくないことを考えた。自分と同じく殺意に満ち溢れたアキの目を見ていると哀れにも思う。
ザシュッ!!!!
肩口から胸にかけて突き刺さった剣先からは何本もの彼岸花が乱れ咲く。幾人もの命を奪ってきた暗殺者がこんなにも安らいだ気持ちで絶命していいものだろうか。血しぶきの向こうにいるアキはその瞳に煌々と殺意をたぎらせ確かに―――泣いていた。
・・・・・・・みたいなのどーよ?
駄目だな。なんか戦闘シーンって言うよりもダイジェスト版みたいな感じがするし。何よりも濡れ場が無い(帰れ
ってゆーか、レポート書けよ俺!!
ー1,2k
稀に見る大敗。こんなに負けるの久しぶりだって言ったら怒られたけどw
残された猶予はあと数日
がんC@緊急密着レポート最前線24時★です。
会長から言われていた戦闘描写の練習でもしようかしら。俺は今後含めて一切戦闘物を書く気はないけどね。でも今の俺には文章能力の底上げが必要だということが分かったから、練習くらいはしましょうかと。
―――チンッ――チンッ――チンッ―
アキが剣を横に振ればジンは剣を縦に振り、アキが剣を縦に振ればジンは剣を横に振る。交錯する切っ先は火花を散らしながら文字(もんじ)をえがく。
―――ガキン!!
先に勝負に出たのはジンの方だ。アキが喉笛に向けてはなった剣筋を強く打ち返すと、右足で大きくアキの懐にもぐりこむ。隙を突いて一瞬で勝負を決める、ジンが幼少時から繰り返し鍛錬した暗殺術は芸術の境地まで到達していた。
(このまま切り上げればあのアキを殺すことができる。)
勝負を決したのはジンのその僅かな逡巡だった。アキは柔らかく構えを解いてジンの顔面に強烈なハイキックを浴びせる。その動き、まさにテコンドーの真髄。ひるんだジンに、続いて一撃二撃とかかとを振り下ろす。
アキが狙ったのは……ジンの右肘!!たまらずジンは剣を落とす。刃物を要とする暗殺術師にとってそれ致命的なミスだった。そして繰り出される最後の一太刀。
素手では斬撃を受け止めることができない。
刹那に二人の視線がCROSSする。それは殺意であり敵意であり、友情である。
唯、アキがジンと違っていたのは「友の命を絶つことになんの躊躇いも持たない」事一点のみ。
最期の瞬間。友に殺されるならば本望と、ジンはらしくないことを考えた。自分と同じく殺意に満ち溢れたアキの目を見ていると哀れにも思う。
ザシュッ!!!!
肩口から胸にかけて突き刺さった剣先からは何本もの彼岸花が乱れ咲く。幾人もの命を奪ってきた暗殺者がこんなにも安らいだ気持ちで絶命していいものだろうか。血しぶきの向こうにいるアキはその瞳に煌々と殺意をたぎらせ確かに―――泣いていた。
・・・・・・・みたいなのどーよ?
駄目だな。なんか戦闘シーンって言うよりもダイジェスト版みたいな感じがするし。何よりも濡れ場が無い(帰れ
ってゆーか、レポート書けよ俺!!
ー1,2k
稀に見る大敗。こんなに負けるの久しぶりだって言ったら怒られたけどw
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