ISBN:406270580X 単行本 乙一 講談社 2006/05/31 ¥2,100









メランコリックな心にショック療法

がんC@初夏×長引く梅雨=鬨の声☆です。



あるスーパーマーケットに一袋¥19のもやしが売っている。
普通のもやしである。
普通の・・・・もやし?

俺は何故【普通】であると判断したのだろうか?

まず、見かけが普通だから。
色・大きさ・硬さ・量など、目で見て分かる範囲に特出したものがない。

次に、値段が相場であるから。
もやしが一袋¥19は・・・・まぁそれなりに相場である。

だから我々はそのもやしを買う。

買ってからもう一つ、もやしを判断するファクターがある。
それは味だ。
しかして商品の味というものは、たいていの場合商品の値段と比例する。
なので、この実際に食べないと分からない「味」というファクターは、
商品を買う時点で、値段を見て判断することが多い。


こうして、スーパーから一袋のもやしが売られていった。



さて、ここで消費者目線から販売者目線に移行しよう。

このもやしが売れることによって、スーパーがどれだけ儲かるか?
という話だ。

おおよそにして流通商品は、問屋から6掛け7掛けで買い取っているものである。
(※売値の60%〜70%程度で仕入れているということ)
(※仕入先は問屋でなくて、生産者である場合もある)

ではこのもやしの場合は?

19×(1−0.6))=7.6

となり、6掛けで仕入れているならば凡そ¥7.6の利潤が出る。






だらだらと当たり前のことを偉そうに書いたが、これが小売業の仕組みである。

・売値
・外見
・味などを含む商品の使用感

この条件が普通以上ならば、商品は勝手に売れていき
(ニーズ、市場価値、需供条件などは無視、ムッシュムッシュ)
仕入れ値と売値の差額分だけの利潤が生まれる。



仕入れ値と売値の差額分だけの利潤が生まれる?

問題はここである。
消費者である我々は、企業の仕入れ値を知ることができない。
もしも、この¥19のもやしの仕入れ値が6掛けの¥11.6ではなく
¥2程度だったとしたら?

当然損をした気分である。
何故なら味も¥2程度のはずであるし、
そもそも消費者は、「スーパーで購入できる」というサービスに対して
仕入れ値+αの金額を払っているわけだから、
仕入れ値¥2の商品は、¥3〜5で購入したいところだ。

しかし、もやしなどの生鮮食品の場合こういったケースは発生しにしにくい。
なぜならば、すでに市場が確立しており、
他企業との平均値に沿った販売価にすることになっているからだ。
(※価格破壊の防止)



だから




・商品の外見が普通
・商品の値段が普通
・商品の使用感が普通

商品の市場が確立されていない



そこを狙う!

そういった商品を安値で仕入れ、割り増しで売ればいい。
諸君等には詐欺的に聞こえるかもしれないが、これは詐欺ではない。



( ´ー`)文化祭が楽しみだ。俺は権力の出し惜しみなどしない。

今年の文化祭には、以下のトリックをしいた。

・各クラスの出店の内容を制限し、飲食関係は最大5クラスまでとする
・前夜祭・後夜祭を申請して、開催時間を延長する


文化祭なんてもんは、市場の開拓されていない戦敗国のようなものだ。
何故なら競争相手がいないも同然なのだからな!
強制シェア率≒100%の状態で、お祭相場商品を叩き売ってやるわ!



同窓会役員会で久しぶりに会った女の子に「怖い」とか言われた。
それも不良的な怖さと言うよりは、悪魔的怖さらしい。
あれだ・・・その・・・・俺はなんなんだ?

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