ノビタ ノビタ の ジャイアン3 満貫だ
2006年9月6日 読書
爆弾抱えてハイウェイ突っ込んだ
がんC＠週央の狂信者☆です。
神代は幼い頃から自分の苗字を気に入っていた。神に代わると書くその字は、夢に思い描いていたヒーローの生き様そのもので、いつかはそんな立派な人間になりたいと思っていたし、なれるであろうと漠然と信じていた。
窓から差し込んだ光にまぶたが白く焼きつき、重い体をベットから起こしたのは午後の2時を回ってからだった。窓の外はかんかん照りで、下校途中の小学生がアパートの前の歩道をきゃっきゃと騒ぎながら歩いている。
三年前からだ。天気が良いと憂鬱な気持ちになった。笑い声を聞くと憂鬱な気持ちになった。鏡の前に立つと憂鬱な気持ちになった。その症状は日に日に悪化していき、去年の4月からはろくに外にも出ていない。おかげで、ゴミは溜まる一方で、髪の毛も伸びっぱなしである。しかして誰とも会うこともなければ、誰もこの部屋に来ることもないのだから何も問題はないだろう。誰からも文句を言われることもないのだから、自分のやりたいように生きていればいいのだ。神代は、ある意味最上級の自由を手にした人類である。
孤児院から出たのは17歳の夏だった。物心つくまえから孤児院にいた神代は、自分の素性に関してまったく知らなかった。また知ろうともしなかった。園長も婦長も理沙も沙耶も九太も誰も彼も、血は繋がってないものの本物の家族だと思っていたし、ずっと一緒に暮らしていけると思っていた。
うっとおしい梅雨が終わって、風が夏の匂いをつれてくる頃、如何なる時も柔らかい豆腐のような笑顔を湛えていた園長が、見たこともないような険しい顔をして、神代を呼び出した。当時院内では最年長だった神代は、そこで孤児院の財政事情について話された。経済的に逼迫していること。そして神代宛てに身元不明の人間から月々6万円の振込みがあること。
園長に、孤児院を出て一人暮らしをしてくれないかと頼まれたのだ。父ほど慕っていた人間に、「ここを出て行け」と宣告されたのである。神代は、戸惑った。まるで父に裏切られたような気分であったし、自分名義に金を振り込む人がいることもショックだった。今の今まで自分のことを放っておいて金だけよこしてくるとは、なんということだ。しかしその振込み人が自分の素性に関係ある人物であることは間違いなく、実の親である可能性も高いと思われた。一人暮らしを始めて、その筋を調べ上げ、振込み人を突き止めるのも悪くないかもしれない。
重苦しい顔で園長室から廊下に出た所でエプロン姿の理沙に出会った。
「ん〜？しーちゃんどうしたの？すんごい顔してるよ！マイナスオーラ出まくり！お説教でも受けてたんだ？あ〜ぁ、また何か悪いことしたんでしょぅ？駄目だよ、園長に迷惑かけちゃぁ。」
困惑している神代の周りをくるくる回りながら理沙はものすごい速さでしゃべり続けている。
理沙と離れ離れにならなければいけないことも、神代の心を迷わせていた。神代は理沙が好きだった。おしゃべり好きなところも、笑うとチラッと見える八重歯も、彼女のすべてを神代は好いていた。一人暮らしを始めたら、反論する隙もなく憎まれ口をたたかれることもなくなるし、夕飯のハンバーグを盗まれることもなくなるのだ。それは神代にとって、最も心苦しい状況だった。
辞書ツールに違和感を感じたので、軽く文章を書いてみたが
エモジオ使いづれぇーーーーーーーーーー！！
もうね、変換機能がらめぇってる。
絵文字しか出てこねぇよ。
こいつはアンスコ決定だな。
また初期化前に入ってたのを自分で登録するのか……
非常にマンドクサス。
え？なに？女系天皇？
安心しろって。絶対男の子だから。
間違いないよ。
だって×××××××××
おっとこれ以上言うと公安に×されるから××だぜ（何
上の文章の続きは暇があったら書くんで。（多分書かないんだろうな〜
コメント