ISBN:4163246703 単行本 三浦 しをん 文藝春秋 ¥1,680








不自由をシャクシャク咀嚼

がんC@俺的マネージメント☆です。


気が付けば年の瀬。
今年もいろいろありまんた。
ぶっちゃけ何にも思い出せないけど。

うmm。
このところ履歴書に「趣味:読書」と書いても問題ないくらいには本を読めている。
青春物と恋愛物、あとホラーとノンフィクションをはじいて、日本人作家で絞込み
残ったハードカバー本を適当に手に取りレジへ。
あまりにも節操が無い選び方。
今はいろんな作者の本を読んでみたい年頃なので、
本当言うともっとアトランダムにタイトルを選びたいんだけどね。
うん、そうだよ。
確かに俺は、読書自体も好きだけど、
読書をしている俺が好きなんだよ。だからハードカバー。ブルジョワ風味。

レビューの本について話そうか。
挿絵も的をえていていい感じ。包装もちょっと面白い。
ただ唯一の汚点は、題目。
最後の「あのバス停でまた会おう」っていう題目のせいで、
展開が読めてしまって非常に残念。
例えばあこが「行天死す」とかだったらファンになってただろうに。
内容は、Deep Love の第三部をコミカルにした感じ。
そこまで現実離れせずに、町の描写も細かくて嫌にリアル。
作者の人生経験が豊かなのがよく分かった。
うーむ、ラッキーストライク。




配達のバイトをしながら上機嫌に鼻歌とか歌っちゃう俺は純情フレーバー。
で、ふと思ったんだけど、SMAPの今年の曲で(曲名忘れたった)、
「それぞれ重さの同じ 尊ぶべき 命だから」
って歌詞のある曲あるじゃないですか?すか?
それに対して
幼女を誘拐監禁拷問強姦した後バラバラに解体した殺人者Aと
そいつに奪われた純情な希望にあふれる幼子Bの場合、同じ重さなの?
とか駄々をこねてみたり。
いや、こういう場合はむしろ答えを出しやすいだろうが、
若くして癌を患った患者A君と
若くして癌を患った患者B君の場合はどうなんだろう?
もっと答えは複雑で、人によって見解はさまざまだろうけど、
なぁそこのあんたならどう思う?
多分俺は「関係ないからどうでもいい」って言う。


でそんなこと考えてぼんやり配達してたんだけど、
ドーベルマンに一括されてこっちの世界に戻ってきますた。
あー噛まれたくねー。噛まれたくねー。
なぁ?そうだよなぁ?鎖があった方が楽でいいよなぁ?
君の鎖の届かない所を歩く野良猫は君を見るたびに
「あぁなんと哀れな犬っころ。貴様はその鎖に縛られて一生そこから出られない。貴様は私が憎たらしいだろうが、貴様の刃は私に届かない。なんと哀れか犬っころ。人間に尻尾を振って媚び諂って、狼のプライドは貴様の血潮に流れてないのか?あぁ不甲斐無い。貴様はそこで乾いていけ。何もできない哀れな犬よ。」
と悪態を吐くだろうが、なぁに気にすることは無い。
そのときはそいつに言ってやれ。
「確かにその通りかもしれないが、お前だって一生俺の鎖の届くところに入ってこれないじゃないか。それがお前の鎖だろ?俺はうっかりテリトリーに侵入したお前を犬歯でバキバキに砕ける日を心待ちにしているよ。」
ってね。
だから郵便ポストの真下まで来て、俺を噛み殺そうとするのはやめてくれ。
まぁ、あと数十センチ届かないんだけどね。
「あぁ、なんて哀れな犬っころ。」



で、結局一日中あっちの世界にいた。
ぼーっとして、非生産的な空想に身を寄せている時間のなんと素敵なことか。
あぁ、一日中ずっとこうしていられたらいい。
トタン屋根の上でひなたぼっこしながら、干してる布団と一緒に寝ていたい。
そんなささやかな願望を12月31日。極寒の中つぶやいてみる。
あー春が早く来ればいい。早くくればいいじゃんかよぉ!!

コメント

nophoto
2009年1月25日18:47

ドーベルマン悪く言うな。

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